ペーシングとは、コミュニケーション技法の1つで、話し方や身振りなどを相手に合わせること。
営業や部下育成などの対面状況で用いられる。具体的には、相手が驚いているときは一緒に
驚いてみせる、相手の使っている言葉を使う、口調やテンポをそろえるといったことが挙げられる。
また、極端に怒っている相手に対し極端に縮み上がってみせるといった、相手の気分や要望を
汲んで話し方や身振りに反映することもペーシングに含まれる。
ペーシングをすることで、相手に「この人は自分の気持ちをわかってくれている」
「自分に同意している」といった好印象を与えられるという。
ただし合わせすぎたり、わざとらしい合わせ方をすると、かえって不快感をもたれる恐れがある。
ペーシングとは、相手と歩調を合わせること。
相手の考える枠組みにそって話を進め、相手が問題なく受け入れられることだけを、
最初は伝えます。相手の話をよく聞き、それに同意します。
ペーシングを続けていると、相手と自分の間には、信頼関係ができてきます。
心理療法の世界では、それをラポールなどといいます。
一言で言ってしまえば、
「この人の言うことはもっともらしいな。どうやら信頼できるようだ。
この人の言うことだったら、信じてやってみてもいいだろう。」
そんな風に思ってもらえる関係です。
二人の間にラポールが形成されると、
次に、初めて、相手に対して本格的な変化を引き起こす働きかけをすることができます。
それが、リーディングです。相手を新しい世界へとリードしていくのです。
はい、催眠で一番最初に必要なラポールの築き方の一つを伝えております。
が、これ。
ページングだけで、催眠に入れれたりもします。
例えば、
「あなたの耳には、周りの人たちが話している声が聞こえています」
「床に目を落としてみると、○色のカーペットが敷かれています」
「あなたの体の表面は今身に付けている服の素材の感触を感じています」
などです。
通常は4~6個のステートメントを使うとのこと。
私の場合、暗示中に、周りに音が聞こえる場合は、それを活用しています。
「そのまま・・・周りの音をきいて・・・
聞こえるほどに・・・同時にリラックスしていきますよ・・」
これは、意識を広げるのに役立ちます。
催眠手法を理解している人であれば、
簡単な当たり前の言葉だけでも入れれるのがわかってくるでしょう・・
例えば、名前。
早百合という人にむけて、ひたすら、間をおいて・・ゆっくりとつたえる・・
さゆり・・・
さゆり・・・
さゆり・・・?
さゆり・・・
etc・・・・
微妙にイントネーションを変えてもいい。
でもこれで入れると・・・
日頃の自分の名前で入ってしまいますので、やめてください(苦笑)
そういう入れ方もあるということ。
その認識だけで留めてくださいね(笑)
ページングでの催眠への入れ方
○クライアントの呼吸に合わせて声のトーンを変える
○クライアントの瞬きに合わせて、指をトントンと動かすなどすると、ミラーリングとなる。
あからさまなミラーリングは逆効果
○このペーシングのステートメントの中に暗示を入れていくのも一法
○ペーシング・ステートメントにはVAK感覚をまんべんなく使う
※VAK感覚:Visual(視覚)・Auditory(聴覚)・Kinesthetic (身体感覚)
参考URL:
http://kotobank.jp/word/%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0
http://mentane.net/keyword/pg77.html
http://hypno.e-and-a.org/2010/06/16/129